SPA直入バイクブロス杯争奪 3時間“草”耐久ミニバイクフェスタ 2003年5月4日 |
〜fatalitaさんレポートより〜
・プロローグ
「ガラガラッガーッ」 美祢の最終コーナー手前のシケインを立ち上がった直後に、突然の異音を立ててmimikaki号のエンジンはその鼓動を止めた。最終コーナーからピットまでの長いこと。喉はカラカラになり足はもつれ、NSR50がリッターバイクのように重く感じた。mimikaki監督からライダー交代してほんの数周の出来事だった。エンジンは完全に壊れ、私の美祢耐久はわずか10分ちょっとで幕を閉じた。。。mimikaki監督に申し訳ない…。ちょっとへこんでしまったfatalitaであった。
失意の美祢耐久から3日後、mimikaki監督からメールが入った。その内容はひがし号で直入の耐久に出場しないかというもの。ひがし号といえば、昨年のHSRでの6時間耐久で6位に入賞したマシン!こんなチャンスは2度とないと思い、すぐに「OK」の返事をしたのは言うまでもない。直入といえば、mimikaki監督に誘われて初めてサーキット走行した思い出の場所。ここは名誉挽回のために頑張らなくてと思うfatalitaであった。
・ラビットロード
レース当日、mimikaki監督とひがしくんに我が家まで迎えに来てもらい(感謝)、直入へと出発。日田から「ファームロードわいた」に進み順調に直入へ向かっていた。時間は早朝の4時頃であたりは真っ暗。すると我々の車の前方を飛び跳ねる物体が出現。野ウサギである。しばし、我々の車を先導するかのように前方に跳んでいった後、森の中へ姿を消していった。
そうか!今まではカメのような走りだったが、今日はウサギのように走れということだな。(決してマシンがカメからウサギに代わったのではなくて…)今日は他の人の足をひっぱらないように頑張ろうと心に誓うfatalitaであった。 (この後、2匹目のウサギやタヌキ、ネコが現れるが長くなるので割愛します)
〜mimikaki監督さんレポートより〜
・序章
2003年5月4日 大分のSPA直入に朝早く3人は到着した。本日開催される「バイクブロス杯3時間耐久」に参加する為である。3人は「fatalita」「ひがし」「mimikaki」。
今回この3人が組んだ経緯を御紹介・・・
約3週間前 「fatalita」「mimikaki」は二人で美祢サーキットでへタッピーにもかかわらず耐久レース参加。(レベルの差?そんなことなんか眼中に無いのだ。キッパリ!)天気は快晴、そして僕らの今年の第1戦目であった
NSR50別名「楽しみながら号」あるいは「mimikaki号」とみんなから親しんでいるマシンはTotal約60分走行後 なんとエンジントラブルでリタイア!!涙
原因は今だ不明だが、コンロッドの根元のベアリングあたりが溶解しており、大腿部が一部折れている。私はこれを「コンロッド骨折」と命名した。
二人は単なる焼きつきでないことに愕然とし、更に間じかに迫っている第2戦参加には、時間が無いので再生間に合わない事実でかなりの落胆。そして、悶々としたブルーな気分で過ごしていたら、「ひがし」君からのある提案「僕のバイクで出場しません?」
おぉー何とありがたい言葉!!嬉 全く遠慮無くOKの返事♪
(「fatalita」にメールすると日ごろレス遅いあやつは、5分とかからず返信してきたのは同じ思いだったんだろう)
こぅなったら、お調子者の私。いいおっさんがキャピキャピモード!!今回のチーム名「ウチ商会ひがし○くんとグローリーベア」外装だけはmimikaki号提供。合体マシンの外見は(ラブリーピンク)中身(昨年のHSR6位入賞車)
・・・・・完全に遠足気分突入・・・・・・
〜ひがしさんレポートより〜
取りあえず朝車検等の準備が終わりうちのチームはサインボード作りに励むというほのぼのしたチームでした!
それが一段落して私はエンジンをかけセッティング。8〜9000回転でもたつくので針のクリップを上げ薄くしてエアスクリューの調整。中々良い感じ! そして練習走行に備える!
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〜fatalitaさんレポートより〜
・ピットボード
6時に直入に到着し、なぜかピットボードを現地で作成することになった。でも、他のチームのボードを参考にする
ことができたし、作業に夢中になることによって過度の緊張をすることもなかったし、さすがはmimikaki監督だ。
レース中は、きっとこのピットボードで私に叱咤激励をするんだろうと心引き締まる思いでボードを作成するfatalitaであった。
・公式練習
耐久の練習の前にスプリントの予選が行われていたが、50ccなのに速いこと速いこと。私が87NSRで昨年走った時のタイムなんて、恥ずかしくて言えないよ〜。(60秒)これはヤバイと思いながらも公式練習のためコースイン。
んんっ!この1万回転以上のパワーはなんだ?mimikaki号ではあり得ないことだぞっ!50ccなのに速いぞっ!
練習後、ひがしくんが同級生からコース攻略法を聞きさらにマシンのセッティングも変更してくれました。練習でのタイムは62〜63秒。このマシンならまだまだいけると確信するfatalitaであった。
〜ひがしさんレポートより〜
最初はタイヤの皮剥き&コースの下見(私は直入初体験なので)があるので2〜3周はゆっくりと!徐々にペースを上げると1〜2コーナーでハンドルが無茶苦茶ブレる〜!タイヤ?それとも初めて使うBSタイヤのせい?
しかし、余り無理をせず10分の走行を終えライダー交代!一応タイムは56秒台。mimikaki監督、fatalitaさんコンビは速いと褒めてくれました!(喜) バイクに関してはエンジン・ファイナルは絶好調!
しかし練習走行終えmimikaki監督、fatalitaさん、そして私、皆口を揃えて言う事は「1、2コーナーでハンドルがぶれる!!」との事なのでしばし考える!
しか〜し、私にはサスのセッティングなんか解らないのでレースしていた友達にTeL!
すると油面を5mm下げて前後イニシャルをかける!とのアドバイス。しかし、俺はそのバイクには乗ってないのでそれが良いかは解らないけど・・・う〜ん一か八かの大勝負!
そしてここで女神?の登場!私の専門学校の同級生。彼は直入を50で52秒前半で走るらしく今日のファイナルは彼に聞いて私なりに考えたものでした!その彼が「今日は風が強いので16−40が絶対お勧めです!」と言われたので彼を信じる事に!更に彼はオフィシャルの仕事中にもかからわらず直入の攻略方を伝授!
それを一番熱心に聞いていたのはmimikaki監督! 岡村先生に質問をする場面も!
それと同時に山下さん、けんじさん登場!
また皆でほのぼのした雰囲気!!その横で私はファイナル変更。しか〜し問題発生!!チェーンが足りない!!せっかくの岡村先生のアドバイスを諦めるか・・・と、思ったがノーマルチェーン(新品)があったので今付いてある高〜いシールチェーンと合わせて対応!準備完了!後は決勝を待つばかり。かなり博打をしたので私は不安・・・
〜けんじさんレポートより〜
朝6時に起床、おまうさんにお借りした車で7時に自宅出発。大宰府ICから高速に乗って、途中広川PAで休憩し、山下さんとの待ち合わせ場所の菊水ICへ。
菊水ICで山下さんと合流したあと菊地〜AP横〜大観望(いい景色だ)〜瀬の本〜SPA直入
いい天気で景色もいいしバイクも多い。NSRで走ると気持ちいいだろうなぁ〜途中温泉をチェックしつつ、SPAに11:50頃到着
ピットに行くとmimikakiさんが何か作っていました。サインボードでした。どうもピット係りに作らせようと画策していたようですが、お腹減ったからまずゴハン食べる。(結局全部で6〜7個は食べたと思います)
おにぎり3つ食べました。fatalitaさんが持ってきてくれたみたいです。ありがたい!
3つ目を食べていると、さすがにmimikakiさん一人で作っていてかわいそう(笑)だったので、mimikakiさんと山下さんと一緒にサインボード作りました。
部材が足りず3文字だけのボードとなりましたが、このボードが後で大活躍(?)しました。
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〜ひがしさんレポートより〜
グリットはゼッケン順なので17グリット。シグナルブルーで猛ダッシュ!!しかしキックに失敗!(涙)やばいと思ったが周りも失敗したみたいで何故か1コーナーを四位で進入!!1ラップ目を四位で終了!!!しかし、私はまだコースを把握してないのでどんどん順位を落としていきました!(当たり前か!)
しかし、練習でのハンドルのブレもかなり納まりファイナルも凄く良くて最後の方はゼッケン2とバトルができ面白かったです!この走行のベストタイムが53,5でした!
〜けんじさんレポートより〜
ひがしさんが第一ライダーで無事スタートしました。
すぐにS字でのデジカメ撮影に行きましたが、デジカメでなく普通のカメラの方が良いようです。一応3人とも同様に撮ったのですが・・・うまく撮れません。ごめんなさいひがしさんはやはり速かったです。一時は4位にまで付けていました。速さと安定性は一番でした。タイムも53秒台が出ていました。
翌日250で走る自分にプレッシャーの掛かるタイムであったのは言うまでもありません。
途中、じょんさんが友達さんと北九州から応援に来られました。下道を走ってこられたそうで、さすがに若い!元気です〜。
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〜fatalitaさんレポートより〜
第1ライダーひがしくん、第2ライダーfatalita、第3ライダーmimikaki監督で45分交代(ひがしくん2回)というオーダーで、決勝は17番グリッドからルマン方式でスタートした。あれよあれよという間に4位までジャンプアップ。おいおい次に走る私の身にもなってくれ。プレッシャーかかるよ〜。(汗)
ひがしくんは快調に周回を重ね、いよいよライダー交代。この緊張感がたまらない。ひがしくんがピットインしてすぐに交代してピットアウト。最初の1周はまず体慣らしをして徐々にペースアップ。このマシンでタイムを出せなかったらひがしくんとmimikaki監督に合わせる顔がないと、必死にアタック。
タイムが60秒を切り、59、58、57と上がり、とうとう56秒に突入!やりましたよmimikaki監督!と喜んだfatalitaであったが、その後は他車との接触でコースアウトしそうになったり、ヘアピンでテールスライドして転倒は免れたものの左足をつってしまったりして、タイムは一向に上がらずにそのままスタミナ切れとなり、バテバテの状態で走り続けるのであった。最後はピットに戻らせてくれと泣きを入れてようやくmimikaki監督とライダー交代。
〜けんじさんレポートより〜
第二ライダーのfatalitaさんに交代です。はじめは60秒を越えていましたが、本番に強いのか段々速くなってきていました。しかし速くなりすぎてNチビで250のタイムを上回ったらしいです(汗
走行中のパフォーマンスはfatalitaさんが一番面白かった。ピット前通過時に左手だけで上手に感情を表現していました。タイムがあがった時、疲れてピット戻りたい時、ピットインのサインを表示した時の喜びなど表現が豊かで笑わせて頂きました。
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〜mimikaki監督さんレポートより〜
私は焦っていた。理由が自分が走るだけなのに こんなにドッキンする訳は私の弟子がベストタイム56秒と言う事実だ!
まさかNSR250の自己タイムを格段に切ってくるとは予想もつかずfatalitaが56秒の大台(?)にのせた時のボディランゲージは私に対するあてつけ・・・・ (もぅ20年以上付き合ってるのですぐわかるよー)
しかし、お二人共練習走行より3秒短縮して2週目回ってきたよね!「俺も楽勝か?」・・・・・・・・・
「あれ?61秒?あいつら計測ミスだな?」 なんて次週確認すると変化無し・・・
周回する内に焦りと変化する。 ピットの連中が指で上向ける・・・・・
数週後ついにピットボードの表示がタイムから「UP」に変わる・・・・ あー今日はfatalitaに負けたと観念するmimikakiさん。そして、約30分位走ったであろうか?切り替えしの時に先日から傷めた腰が・・・・「あいたた・・・」
もう良い 帰ろう→ここで又自分勝手な私、ピットに対して交代の意思表示!!
あとは、任せたひがし君
しかし、何故か一台抜いて13位に。(きっと転倒したに違いない。今日の俺はfatalita圧力に負けた。と確信していた)次回は彼より先に走ろうっと!!
〜fatalitaさんレポートより〜
マシンから降りてみたら腕と足がパンパンになっていて、日頃の運動不足を実感しました。
mimikaki監督はというと、無謀なアタックはせずに着実に周回を重ねていました。さすがはチーム監督です。本当は目の覚めるようなタイムを出したかったに違いないのですが、みんなのために完走こそが最大の目的だと言わんばかりにタイムは58秒で抑えて確実な走りでラップを刻んでいきます。
〜けんじさんレポートより〜
第三ライダーのmimikakiさんに交代
走行前に自分は30分以上走ったらOKと言っていました。しかし、もっとSPAを堪能(笑)してもらいたくて、fatalitaさんに言いつけました。結果、30分はダメ、ピットサインは45分してから出そうということとなりました。
タイムはベストが58秒台だったでしょうか? ここでサインボードが活躍しました。『58』を表示するのでなく、『UP』の表示になっていました。「せっかくベストだったのに、UP表示なんてかわいそう」なんて誰一人口にする人はいませんでしたよ。mimikakiさん!
40分ぐらいたったころでしょうか、mimikakiさんの左手が『チェンジ』(嘆願)をアピールしていました。
さすがにそろそろかと思い、じょんさんと話していたひがしさんを呼びに行って戻ったとほぼ同時にmimikakiさんがピットに帰ってきていました。
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〜ひがしさんレポートより〜
さて最後のライダー交代。この時はとにかくタイムの短縮&少しでも順位アップを目指して激走?たまに53秒が出るものの54秒コンスタント。嫌気が挿している所にゼッケン7に抜かれる。7番は電光掲示板に載っているではないか!!その後ろには12番ここは同じ北九州のバイク屋さんではないか!ここは負けられん!!と、気合いを入れ直し!
しかし、速い速い!抜く所か気を抜いたら離される。しかし、前の三台のバトルは見応えが有りこの三台のペースにつられぼくのペースもアップ!抜き方も上手いので後ろにいれば簡単にバックマーカーも抜けいろいろ勉強にもなった!そうこうするとチェッカー!!最後まで三台のバトルが見物が出来良かった! 面白かった!
〜fatalitaさんレポートより〜
最後はひがしくんに全てをまかせた。
さすがに53秒のタイムを叩き出してくるところはスゴイ!白熱のバトルを展開して見事完走を果たしてくれました。
〜けんじさんレポートより〜
最後の45分ひがしさんに交代 ひがしさんは相変わらず速いし安定しています。
現在12位か13位で前を走っていて、ゼッケン4を抜くとトビ賞を狙えるようでしたが、残念ながらゼッケン4は抜けそうにはありませんでした。
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〜ひがしさんレポートより〜
最終ベストラップは53.218と初めてにしては充分満足出来たし結果も総合12位と満足出来る結果だったので凄く楽しいレースでした!
帰りの車の中は僕とfatalitaさんはニコニコしていました!えっ、mimikaki監督ですか?fatalitaさんに虐められていました!(笑)
〜fatalitaさんレポートより〜
結果は出走32台中、完走23台で総合12位と、自分的には非常に満足できるものでした。
帰りの車内では、mimikaki監督がチームの見事な完走に感動のあまり?言葉少なかったのが印象的でした。(涙)この場を借りて、マシン提供からメンテナンス、運転と大変なご苦労をおかけしたひがしくん、ピットクルーを献身的にこなしてくれた山下くん、けんじくん、応援にきてくれたじょんくんに深く感謝いたします。
最後にmimikaki監督に一言…。 「これからは師匠と呼んでっ!」
〜けんじさんレポートより〜
16:00となり、トップを走っているゼッケン20から次々とチェッカーを受けました。
ひがしさんも無事にチェッカーを受けました。3時間走り切った全てのチームに拍手をお送りします。
最後はGPみたいに旗を振って周回してくれるといいのにと思いました。結果は12位とトビ賞はもらえませんでしたが、トラブルもなく楽しく熱い3時間は無事終わりました。出場された御三名本当お疲れさまでした。
ピット係りで、タイム計ったり、サインボード出しをしましたが、(ずっと出しっぱなしだったり、出す向きが悪かったりと反省点もありつつも)応援係り?みたいなもので、いつもながらワイワイ楽しくやれました。
スプリントより耐久の方がゴールを迎えた時の感動は大きいと思います。
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〜けんじさんレポートより〜
じゃんけん大会がありました。
お風呂セットがあって、これから温泉に行こうとしている山下さん共々これに狙いを定めたが、見事撃沈!
で、じょんさんがTシャツをGETしていました。
どうもこれ系は弱いようだが、レースクイーンの人がかわいかったのでヨシとしよう。
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